八王子の奥地に、なんと車より高い高級魚が生息！？

【お店の紹介】

秋川街道から美山通りに入り、更に細い道を上る。

八王子の中でも、都会ではない山奥にアロワナマリアというアロワナショップがあります。

店名から推測し、豪華なアクアショップを想像して向かいましたが、そこにあるのは1件のプレハブ。

しかしただのプレハブではなく、某有名警備会社のステッカーとカメラが備えてある、いわゆる重装備なプレハブが立っている。

看板も何もなし。

ここでいいのだろうかと不安の中、車を駐車し電話をかける。

清水社長が外まで出て来てくれて、「場所はあってる」とホッとしました。

そのプレハブはシャッターが閉まっており、シャッターをあけ、さらに戸を開けると中からムォッとした暖かい空気が。。。

寒さから一気に東南アジアのような空気の中をいざ、一歩入ってみました。

中に一歩踏み入れると、部屋の左右になにやら黒いカバーがかけられた大きな水槽が並んでいます。

そして足元を見ると？？？！！！大量のカ・エ・ル！！！水槽に所狭しとウヨウヨいます。

その横には縁日で売られているような赤い金魚。これもウヨウヨと・・・

僕、ユウトは、実は神経質で、この時点でギブアップかと思いました。。。

しかし、社会人1年生！勇気を出して聞きます！

「このカエルと金魚も売ってるんですか？」

オーナー清水さんはあっさり「違うよ、魚のえさだよ」と。。。

頭をたたいて気絶させて、魚に食べさせるそうです。僕が気絶しそうです。。。

【高級魚に出会う】

僕の今日のミッションは、お客様のお店の良さをしっかり説明する事。

ここでめげてはいけないと、さらに奥に足を踏み入れます。

清水社長が水槽にかかる黒いカバーを開いてくれました。

すると！か、カッコイイ！

今迄に見た事が無い、うろこが大きくキラキラとした魚が広い水槽を悠々と泳いでいるではないですか！

キレイな魚というのはこういう魚の事、それが「アロワナ」。とても美しい。

高級なものが分からない僕にさえ「これは高い！」と分かります。

この魚で約28センチ。価格は100万円をこえる高級魚。

魚に100万円。

そういえばアミテスで将来の夢はと聞かれて「馬主になりたい」などと言いましたが、僕は100万円を生で見た事が無い。

給料何か月ためれば100万円をみることができるのだろうか。と思いながらいよいよ本日のメインである、330万円のアロワナを見せてもらう事に。

【売価330万円のアロワナ】

このアロワナは、普通のアロワナが泳ぐ水槽の2つ分を使っており、先ほど100万円の魚が悠々とおよぐとおつたえしましたが、これは圧巻です。

本物の悠々とはこのことだ！存在感抜群のアロワナの顔は圧巻です。

上質なアロワナの条件は、スプーンヘッド、ロングフィン、そしてビックテールだそうです。

肉付もよく、嬉しそうに「最高級のスーパーレッド」と言う清水社長にアロワナの事が良く分からない自分も頷いてしまいます。。

近づいてみます。顔も凛々しい！

このアロワナ、仕入れた時はもっと小さいサイズで、1年間毎日世話をしてここまでの形にしたそうです。

そこで清水社長が口にした言葉が「正直、売りたくない」

理由を聞くと、毎日餌を与え、身の回りの世話（水槽の清掃や体調管理）をすると否が応でも愛着が沸くとのことです。

ちょっと怖そうな清水社長ですが、その話をするときはとても穏やかな笑顔で僕はこの人にとってアロワナはとても大切なものなんだなと感じました。

【アロワナはどこから仕入れるの？】

アロワナショップの一番奥に行くと、なにやら日本のテイストではない絵が飾られています。

出所は現地インドネシアのブリーダーさんからもらったものだそうです。

「信頼の証の絵」だそうです。

清水社長は魚の仕入れは年に2回ほどインドネシアに行く。

ユウト：仕入れに行くときに心がけることは何ですか？

清水社長：仕入れに命を懸ける！これだよ。

ゆうと：い？命？そんな危険なところに行くんですか？

清水社長：いやー危険なところにも行くけど、それだけ真剣に魚を見て仕入れるという事だよ。

命の危険も顧みず、ジャングルの中へ・・・ではなく

インドネシアは国を挙げてアロワナ事業に取り組んでいるそうです。

仕入れをするときにはファームというアロワナを売買できる場所があり、日本人はそこでアロワナを仕入れるそうです。

しかし、清水社長はファームでもさらに上流の方にある天然に近いアロワナを仕入れる。

海外での仕入れは、だまされることも多く、何度も足を運び信頼できるルートを切り開いたそうです。

「しっかりした目利きさえできれば、安くて質のいいものが仕入れられる」

これがアロワナマリアさんのほかに真似できない商品クオリティを格別なものにしている理由である。

【アロワナの飼育】

動物の中でも健康管理が難しい「魚」。

体調管理、温度管理、水の調整、餌。アロワナの健康に関わる全ての条件を完璧に整えることで、

元気で美しいアロワナが育つそうです。

「泳ぎ方ひとつ、肌ひとつ見ればわずかな変化も分かる」

清水社長！

僕はアロワナの事は何も分かりませんでしたが、命を懸けた仕入れから、あふれる愛情での飼育、その話を伺い感動しました！

【幸運を呼ぶアロワナ（スーパーレッド）】

アロワナは運気アップの最強アイテム。

中国や台湾では、事業主やレストランでアロワナが縁起物として飼われています。

「赤」は幸福の色と言われている中、今年令和2年のラッキーカラーも「赤」だそうです！

アロワナマリアさんでは、とても美しい赤いボディのスーパーレッドを取り扱っているので「今年こそは！」「勝負しよう！」と思っている方にぜひお勧めです。

【アロワナの購入をお考えの方へ清水社長からのメッセージ】

アロワナを飼ってみたい人に一言！

アロワナは人間と一緒です。

取替がきかない一品もの。

例えば、車はお金をかければいろいろなパーツを付けられるけど、生き物はそうはいかない。

愛着がわき、面倒を見る。でも面倒を見すぎると体調を崩す。

ちょっと気難しいところがあるけど、なつくとカワイイ。

手塩にかけたアロワナたちを、商売としては売れれば嬉しいけれど、自分の手元に置いておきたいと思う事も多々あります。

購入を考えている方は、ぜひご相談ください。

【店舗情報】

店舗名　　　　　アロワナショップMARIA　

住所　　　　　　〒192-0152　東京都八王子市美山町901 

TEL　　　　　　090-1432-5096［清水］
　　　　　　　　090-3316-3571［神津］
　　　　　　　　※電話に出られない場合は、折り返しご連絡いたします。

営業時間　　　　12：00~19：00 （完全予約制）

定休日　　　　 火曜日
                        ※完全予約制　予約なしではご対応できません。

ホームページ　　https://arowanamaria.com/　

Youtube　　　　https://www.youtube.com/channel/UCEat95tdK1IJKRha8OdcSlQ

アロワナライブVOL005号で表紙を飾ったスーパーレッドもアロワナマリアさんで取り扱っているアロワナです。

【特派員からの一言】

「購入いただいたお客様から、アロワナの写真が届くんだよ」と嬉しそうに写真を見せてくれる清水社長。

誰でも自分が大切にしているものを相手が「大切にしてくれている」と嬉しくなりますよね。

アロワナは毎日毎日お世話が必要なのに、それを忙しい中こなすのはそう簡単な事ではない。

なぜここまでできるか？その秘訣は清水社長のアロワナ愛にありそうです。

とにかく清水社長が大のアロワナ好きだから、間違いないアロワナが購入できる店。

そんな清水社長にとってアロワナとは？と聞いてみたところ

「最高のパートナー」とさらっと答える。

やっぱりこの人アロワナ好きだ！！

最後にアロワナ遣いになった僕をぜひ見てください！

帰りの車の中で、「いろいろな仕事があるのだな～」と、ちょっと疲れながらも刺激的だった今日の出来事を振り返りました。